クセナキスの打楽器曲がかっこいい!

putchees2012-04-19


今回のアルバム

クセナキス:プサッファ/ルボン/オコ(カルネイロ)
XENAKIS, I.: Psappha / Rebonds / Okho (Carneiro)
(フランス、Zig-Zag Territoires 040901)


ナクソスミュージックライブラリー)
http://ml.naxos.jp/album/ZZT040901

予想よりずっといい!


ギリシャ生まれの作曲家クセナキスといえば、シュトックハウゼンとかノーノとか、リゲティとかと並ぶ、20世紀後半の前衛作曲家、ってことになってる。


これまでなんとなく敬遠してたけど、このアルバムは当たりだった。


パーカッション作品集。
メロディ楽器はひとつもなしで、打楽器だけ


3曲入ってて、1曲目は3人で演奏するやつ。のこりはひとりだけの、つまり独奏だ。


ところが、どれも面白かったんだなぁ。ああびっくり。


轟音とか点描系の音だったら困るなと思ったんだけど、どれもちゃんとリズムがある


基本的に速い。
で、その組み合わせの変化が面白い。


1曲目はジャンベの曲だから、アフリカ風。
2曲目と3曲目はパーカッション独奏なんだけど、どちらもちゃんとリズムがあって、しかも音色が豊富。いろんなパーカッションが次から次に出てくる。面白い。
リズムはキープしたまま。だから、ちょっとしたドラムソロ作品集のように聴ける。


堅苦しくなる必要はない。
たとえコンサートでも退屈しないで聴けるかも。
こんな現代音楽なら大歓迎です。


いやー、食わず嫌いはよくないね。
クセナキスのほかの曲はよく知らないけど(聴いたことあると思うけど印象にない)、これはとにかくおすすめできます。


ただ、こんな音楽を聴いてたら、一生女の子にはもてないよ!