ズヴェーデン&ダラス響のベートーヴェン7番
今回のアルバム
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」, 第7番(ダラス響/ズヴェーデン)
BEETHOVEN, L. van: Symphonies Nos. 5 and 7 (Dallas Symphony, van Zweden)
(合衆国・DSO Live 001)
(ナクソスミュージックライブラリー)
http://ml.naxos.jp/album/DSOLive001
理想的なベートーヴェン
ヤープ・ファン・ズヴェーデンJaap van Zwedenは、いまテキサス州ダラスのダラス交響楽団の音楽監督なんですね。
で、このベートーヴェン。
ダラス響の自主レーベルなんだな。ライブ録音。
最近増えてるよね。いいことです。レコード会社に頼らず、自分たちの録音を流通させる。
ぼくは、この指揮者もオケも、聴くのは初めて。
で、聴いておどろいた。
これはスゴイ。
さいしょは「ん?どうかな」と思ったけど、5番も7番も、終楽章が圧倒的。
怒濤のテンションでたたみかける。
サウンドはもちろんシャープ。まさに合衆国のオーケストラって感じ。
これこれ、ぼくが聴きたいのは、こういうベートーヴェンですよ。
思わず膝を打つ演奏。
うーん、すごいな。ほかの演奏も聴いてみなくちゃ。
合衆国には、NYフィルやLA響、SF響とかのほかにも、こういう実力のあるオケがほかにもたくさんありそうだよね。
NMLのおかげで、こういう演奏に触れることが出来るのは、まことにうれしいことです。
重厚で巨匠風のベートーヴェンが好きな人にはおすすめできないけど、即物的でひたすら現代的なベートーヴェンがお好きな人にはかなりおすすめです。
ただもちろん、女の子にもてる音楽ではないよねぇ。
(でも、最近ベートーヴェンの7番はもてるんですか?よく知らないんですが)