ブルガリアの超絶アコーディオンにたまげる

putchees2012-06-10


今回のアルバム

ピーター・ラルシェフ「ブルガリア」Petar Ralchev: Bulgaria
ブルガリア、Gega New GD282)


ナクソスミュージックライブラリー)
http://ml.naxos.jp/album/GD282

バルカン半島は音楽の秘境


うーんすごいな。


バルカン半島にはまだまだすごいミュージシャンがいます。


国はブルガリア


アコーディオン奏者のペーター・ラルシェフ


そもそも軽快とは思えない楽器ですが、この人の演奏は驚くべきスピード感。


ジャンルは民族音楽といっていいでしょう。
エキゾチックなメロディを超早弾き。


たまげます。


このスピードとパッションはすごいでしょ。


こちらの動画をみてください。
2分ごろからが見もの。



すごいでしょ?


こちらもぜひ。



で、さいごに、ブルガリアクラリネットの超人イヴォ・パパゾフとの共演。
ちょっと音質が悪いけどぜひ聴いてほしい。



おおおおお!!!
なんかもう、アッパーなドラッグでもキメてるようなハイテンションだよね。
やみくもに元気が出るぜ!


彼はジャズやクラシック、フォークソングなど、ジャンルを横断して活動しているらしい。


このアルバムもすごい。
彼の10枚目のアルバムらしいけど、ブルガリアセルビアルーマニアの曲を演奏してます。
(あと、フランスのミュゼットもやってる)


ものすごく音が多くてかっこいいんだけど、決して上滑りにならない。


それは、彼の音楽が、血の通ったものだからでしょう。


バルカン半島土のにおいや、人の血のぬくもりが感じられる音楽だからです。


これこそ世界に通用する音楽でしょう。


伊福部昭が言ってた「民族的なものこそ世界的なのだ」という言葉がそのままあてはまります。


都会の退屈が生み出した人工的な音楽はむなしい。


やっぱりその国の伝統とつながる音楽こそが美しい。


ブルガリアには、ほかにもすごいミュージシャンがたくさんいそうです。
ぼくもこれからいっそう発掘につとめたいと思います。
いちど、ぜひ現地で聴きたいものです。


みなさんもぜひいちど、ブルガリアの音楽に触れてみて下さい。


ただ、こういう音楽を聴いてても女の子にはもてないけどね。