ニールセンのヘンテコな交響曲を聴く

putchees2008-06-08


意外にモダンでカッコイイ!


デンマーク最大の作曲家、
ニールセンNielsenの7枚組CDボックスが出たので
買ったのですが、これ、なかなかいい。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2700407


EMIレーベルのリリースで、
交響曲全集などオーケストラ曲は
ブロムシュテット指揮デンマーク放送響の演奏。


それに室内楽と、ピアノ曲が少し。


聴きものはやっぱり交響曲全集で、
これ、いい演奏じゃない?


ニールセンの曲って、こんなにモダンだったんだ。
交響曲5番の第1楽章なんて、
スネアドラムがずっと鳴りっぱなしで、かなりヘンテコな曲。
主題も異様にシンプルだし、面白いなあ。


ぼくは、交響曲2番「四つの気質」がいちばん気に入りましたね。
カッコイイ音楽だぜ!


アンスネスの弾くピアノ曲もなかなか。
陳腐な表現だけど、北欧らしい冷たい響きってやつ?


あと、忘れちゃいけない。
クラリネット協奏曲なんて、ほとんど無調だったよ。


デンマークの国民的作曲家っていうから、
正統派(?)の後期ロマン派的な音楽家かと思ってたんだけど、
ぜんぜんそんなことないのね。


意外ともてない音楽かも?


そんなことを思っていたら、
なんと、つぎの新響の定期で、
その「四つの気質」をやるそうじゃないですか!
http://www.shinkyo.com/01next/202.html


なんと渋いプログラム
これは、行かないわけにはいかないね。


7月21日は東京芸術劇場へ!


あ、このCDボックスは4000円しないので、
買って損しないと思うよ。