ニールセンのヘンテコな交響曲を聴く
意外にモダンでカッコイイ!
デンマーク最大の作曲家、
ニールセンNielsenの7枚組CDボックスが出たので
買ったのですが、これ、なかなかいい。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2700407
EMIレーベルのリリースで、
交響曲全集などオーケストラ曲は
ブロムシュテット指揮デンマーク放送響の演奏。
聴きものはやっぱり交響曲全集で、
これ、いい演奏じゃない?
ニールセンの曲って、こんなにモダンだったんだ。
交響曲5番の第1楽章なんて、
スネアドラムがずっと鳴りっぱなしで、かなりヘンテコな曲。
主題も異様にシンプルだし、面白いなあ。
ぼくは、交響曲2番「四つの気質」がいちばん気に入りましたね。
カッコイイ音楽だぜ!
アンスネスの弾くピアノ曲もなかなか。
陳腐な表現だけど、北欧らしい冷たい響きってやつ?
あと、忘れちゃいけない。
クラリネット協奏曲なんて、ほとんど無調だったよ。
デンマークの国民的作曲家っていうから、
正統派(?)の後期ロマン派的な音楽家かと思ってたんだけど、
ぜんぜんそんなことないのね。
意外ともてない音楽かも?
そんなことを思っていたら、
なんと、つぎの新響の定期で、
その「四つの気質」をやるそうじゃないですか!
http://www.shinkyo.com/01next/202.html
なんと渋いプログラム。
これは、行かないわけにはいかないね。
7月21日は東京芸術劇場へ!
あ、このCDボックスは4000円しないので、
買って損しないと思うよ。