2008-01-01から1年間の記事一覧

1950年代日本のオーケストラ曲を聴く

今回はコンサート報告です 【今回のコンサート】 オーケストラ・ニッポニカ 第14回演奏会 「日本の交響作品撰集 その3 〜東京交響楽団の1950年代〜」 日時:2008年11月30日(日) 14:30開演(14:00開場) 会場:四谷・紀尾井ホール 【曲目】 池野 成:ダンス…

ベルクのヴァイオリン協奏曲を聴く

コンサート報告です 新日本フィル439回定期演奏会 (2008年11月2日15:00-:すみだトリフォニーホール) 【曲目】 クルターク:石碑op.33(1994) ベルク:ヴァイオリン協奏曲 武満徹:映画『黒い雨』より弦楽オーケストラのための死と再生 マーラー:交響曲第1…

オペラ100枚組ボックスセットを聴く

今回のCD 「Les 50 Plus Grands Operas Du Monde」 (DECCA/RTL:4800094) 聴くだけでたいへん 最近、クラシック界は廉価ボックスセットが花盛り。 ついにこんなのを買っちゃった。 「世界のオペラ50」。 なんとCD100枚組。 聴くだけで一苦労。 もうお腹い…

ベンジャミン・ブリテンの37枚組ボックスセットを聴く

今回のCD 「ベンジャミン・ブリテン/コレクターズ・エディション」 「Benjamin Britten Collector's Edition」 (EMI輸入盤:2175262) 20世紀英国の大作曲家 EMIの新譜、 ブリテンの37枚組CDボックスを聴きましたよ。 作曲家・ベンジャミン・ブリテン(1913-…

スクロヴァチェフスキの指揮に酔う

コンサート報告です 【今回のコンサート】 読売日本交響楽団第474回定期演奏会 9月10日(水)19:00〜 東京:サントリーホール 【曲目】 ブラームス:交響曲第3番 シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ショスタコーヴィチ:交響曲第1番 【ミュージシャン】…

井上ミッチーで日本狂詩曲を聴く

コンサート報告です 【今回のコンサート】 読売日本交響楽団第505回名曲シリーズ 2008年8月26日(火)サントリーホール(19:00-) 指揮:井上道義 【曲目】 伊福部昭:日本狂詩曲 リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番 ディーリア…

上野の奏楽堂で日本の名曲を聴く!

コンサート報告です 【今回のコンサート】 「埋もれていた作品たち 〜日本の交響作品撰集〜」 (2008年8月3日午後7時:旧東京音楽学校奏楽堂) 【曲目】 高田三郎:山形民謡によるバラード (1941) 大澤寿人:ピアノ協奏曲第3番 変イ長調 「神風」(1936) 橋…

ヴィオラ・ダ・ガンバを生で聴く

コンサート報告です 平尾雅子リサイタル「マラン・マレの横顔」 2008年7月8日:Hakuju Hall 古楽初体験 ヴィオラ・ダ・ガンバのコンサートに行ってきたよ。 場所は代々木八幡の白寿ホールってとこ。 きょうは、楽器の師匠に誘われて行ったのでした。 古楽を…

ヴィオラ・ダ・ガンバの現代曲(?)を聴く

古楽器のCDですよ。 【今回のCD】 サラ・カニンガムSarah Cunningham 「ソロ・ヴィオラ・ダ・ガンバの音楽Play This Passionate」 (英Virgin 3858012) この間買った古楽のCDを紹介します。 ヴィオラ・ダ・ガンバの独奏曲集。 ガンバっていうのは、 フレッ…

ミャスコフスキーの交響曲全集を聴く

スヴェトラーノフの偉業 ロシアの指揮者&ピアニスト・スヴェトラーノフSvetlanovが 吹き込んだ、ミャスコフスキーの交響曲全集を買いましたよ。 (仏ワーナークラシック2564696898) 16枚組で、なんと6000円。 どのCDも、80分近く収録されているので、 聴く…

ピアノ版の「チューブラー・ベルズ」を聴いてみた

チープな現代音楽だぜ! オランダ、ブリリアントクラシックレーベルの 新譜で、マイク・オールドフィールドMike Oldfieldの 「チューブラー・ベルズTubular Bells」が出ましたよ。 (BRL8812) よく知らないで買ったんだけど、 はて?たしかもともとの「チュ…

リゲティの5枚組ボックスを聴く!

いまでも「前衛のチャンピオン」か!? ジェルジ・リゲティLigetiといえば ペンデレツキやシュトックハウゼンと並んで、 かつての前衛のチャンピオンだ。 しかしその3人のうち、生き残ってるのは ペンデレツキだけだ。 リゲティは2006年に死んでしまった。 と…

エネスコのくどい室内楽を聴く

ルーマニアの国民的作曲家 ルーマニアの作曲家、 ジョルジュ・エネスコ(ジョルジェ・エネスク) George Enesc(1881-1955)の 室内楽作品集を聴きましたよ。 (独Arte Nova74321636342) 弦楽八重奏曲(1900)と、 管楽十重奏曲(1906)。 ことさら面白いわけで…

ハイドンの交響曲全集をイッキ聴き!

全部で107曲40時間! 昨年の話ですが、 ハイドンHaydnの交響曲全集を購入しました。 (蘭・ブリリアントクラシックBRL99925) 全107曲で、CDなんと37枚。 合計40時間あまりの音楽です。 これが少しも退屈でなかったので 驚いてしまいました。 ハイドンをまと…

山下洋輔トリオの復刻盤を聴く

伝説の山下トリオ最初期の録音 山下洋輔トリオの最初期のアルバム、 「ミナのセカンドテーマ」(1969)と 「木喰」(1970)が復刻になりました。 (FJSP-34&FJSP-35) どちらもスタジオ録音。 ここ何年も「幻の名盤」状態だったので、 今回の復刻はうれしいかぎり…

ハチャトリアンの交響曲3番でおっ立てろ!

「剣の舞」といえばこの人 【今回のCD】 「ハチャトゥリアン:交響曲全集、協奏曲集、仮面舞踏会」 (露・ヴェネツィアCDVE04265) ロシアの作曲家・ハチャトゥリアン Khachaturian(1903-78)といえば、 なんつっても「剣の舞」だ。*1 血湧き肉躍る音楽とはこ…

バリトンサックスでバッハを聴く!

あの名曲をバリトンサックスで? バッハJ.S.Bachの書いた 6つの無伴奏チェロ組曲は、 人類の永遠の宝でしょう。 この曲はこれまで、チェロの他に、 ヴィオラとかギターとか、 さらにはテナーサックスとか、 いろんな楽器で演奏されてきました。 テナーサック…

やっぱりタモリは偉かった

タモリこと森田一義のアルバム 「タモリ」(1977)をようやく手に入れました。 (復刻盤:MHCL-1238) 音楽じゃなくて、コント集。 「ハナモゲラ相撲中継」と「コミックショー」は今聴いても新鮮だ。 やっぱりタモリは偉い。 「日本ジャズ界の変遷」は、意外…

カッコイイ!諸井三郎のシンフォニー2番を聴く

CD紹介です 【今回のCD】 「戦前日本の管弦楽」 (Tower Records Victor Heritage) カタログ番号:NCS-608 【曲目】 1) 尾高尚忠:日本組曲(1936/1938) 2) 平尾喜四男:交響詩曲「砧」(1938) 3) 深井史郎:パロディ的な四楽章(1933/1936) 4) 伊福部昭…

ジョン・ケージのクールなピアノ曲を聴く

1500円で現代音楽 ジョン・ケージJohn Cageの作品集 「ピアノと声楽/ピアノとヴァイオリンのための作品全集」を聴きましたよ。 (オランダ、ブリリアントクラシック:BRL8850) このところまともなクラシックばかり聴いていたので、 ひさびさに風変わりな音…

ポーランドでユダヤ音楽を聴く!

今回のCD ヤッシャ・リーベルマン・トリオJascha Lieberman Trio 「カジミエーシュの追想Rememberance of Kazimierz」 (1999 ポーランドuniversal 601215706024) ユダヤ人受難の地 5月の連休にポーランドへ行ってきました。 観光旅行です。 でもってポーラ…

ニールセンのヘンテコな交響曲を聴く

意外にモダンでカッコイイ! デンマーク最大の作曲家、 ニールセンNielsenの7枚組CDボックスが出たので 買ったのですが、これ、なかなかいい。 http://www.hmv.co.jp/product/detail/2700407 EMIレーベルのリリースで、 交響曲全集などオーケストラ曲は ブロ…

勝どきでショスタコーヴィチを聴く

コンサート報告 クラシック好きのKさんがチケットをくれたので、 勝どきの第一生命ホールに行ってきました。 弦楽四重奏で、 ボロメーオ・ストリング・クァルテットっていう 合衆国の楽団の演奏。 プログラムは、 ショスタコーヴィチの8番と12番。 なんとも…

新響で芥川、黛の名曲に酔う!

少し前に、アマチュアオーケストラの 新交響楽団(新響)を聴いてきました。 アマチュアといってなめてはいけません。 誠実な演奏で定評ある楽団ですよ。*1 今回も楽しいコンサートでした。 コンサート報告です 【今回のコンサート】 新交響楽団 第200回演奏…

松村禎三のもてない音楽を聴け!

ひさびさです しばらく更新を怠っておりました。 スミマセン。 何事もなかったかのように更新します。 CD紹介です 【今回のCD】 「松村禎三の世界」(CD2枚組) (TOWER RECORDS VICTOR 2007) CD番号:NCS-589 【曲目】 ●「EXPO‘70」〜1.飛天(アプサラス)2.…