ハイドンの交響曲全集をイッキ聴き!

putchees2008-06-17


全部で107曲40時間!


昨年の話ですが、
ハイドンHaydnの交響曲全集を購入しました。
(蘭・ブリリアントクラシックBRL99925)


全107曲で、CDなんと37枚。
合計40時間あまりの音楽です。


これが少しも退屈でなかったので
驚いてしまいました。


ハイドンをまとめて聴くのは初めてだったのですが、
明るくて、軽快で、気品があって、面白い音楽でした。


しかも、後で作られた曲になるほど、
深みが増してくるところがいっそう面白い。


このへんは、同時代のモーツァルト交響曲
通じるところがあります。


演奏は、アダム・フィッシャーFischer指揮の
オーストリアハンガリーハイドンオーケストラAHHO。
すべてを録音するのに14年かけたそうです。
(その間に指揮者はハゲてしまった!


モダン楽器を使ったキビキビとした演奏で、
実に面白いサウンドです。


聴いていて感じたのですが、
これらの曲は、大げさでないところがいいのです。


ハイドンは、自分が言いたいこと(表現したい音楽)しか
書いてません。
言いたいことを言い終えたら、そこで音楽が終わるのです。


言いたいことはとっくに言い終わったのに、だらだらと
ひとり言同語反復を続けるような音楽がありますが、
それとは大違いです。


飾らない。たかぶらない。
たいへんいさぎよい


なるほど、これが古典(クラシック)というものかという気がします。


ぜいたくな娯楽です。


このボックスセット、ぼくは8000円ほどで手に入れました。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/299478


いまはちょっと値上がりしたようです。


ただ音楽好きなら、聴いて損はありません。


もっとも、こんなマニアックなの聴いてても、
たぶん女の子にはもてないね