英国の作曲家グレグソンを聴く

putchees2011-07-30


今回のCD

グレグソン「クリスのための歌/トロンボーン協奏曲/室内オーケストラのための音楽/2つの風景」
(バウゼ/ジョンストン/BBCコンサート・オーケストラ/トヴェイ)
Edward Gregson:A Song for Chris (A)/Trombone Concerto/Music for Chamber Orchestra/2 Pictures
(Moore, Johnston, BBC Concert Orchestra, Tovey)
(英国・シャンドス)


http://ml.naxos.jp/album/CHAN10627

1945年生まれの作曲家


英国の作曲家、エドワード・グレグソン
オーケストラ作品集を聴きました。


1945年生まれ。
いろんな楽器の協奏曲を作ってたりする。


マイナーな作曲家だと思うけど、
英国じゃそれなりに有名なのかな?
以前、このブログでもチューバ協奏曲を紹介しました。


今回Naxos Music Libraryで見つけたこのアルバム、
彼の作品集です。


シャンドスは吉松とかマイナー作曲家の作品集を
熱心にリリースしてるよね。エライ。


軽い気持ちで聴き始めたら、
これがいい。すごくいい


グレグソンの作風は、
ひとことでいうとカッコイイ


ちっとも前衛じゃない。


といって流麗でもない。


無骨と言ってもいいかもしれない。
いかにも英国という感じ。
ちょっとやぼったいくらいなのは、エルガー以来の伝統だよね。


このアルバムに入ってる
「弦楽オーケストラのための2つの風景」を聴くと、
芯の太い弦の響きにしびれる。


こういう分厚い響きを書ける作曲家はいまどき珍しい。


トロンボーン協奏曲」もカッコイイ。
以前紹介したチューバ協奏曲に負けないくらい。


チェロ協奏曲の「クリスのための歌」もよかったな。
途中、ショスタコーヴィチ弦楽四重奏三番冒頭のメロディが引用されてるの。


最初の「弦楽オーケストラのための2つの風景」もよかったよ。


うーん、グレグソン、いいじゃない。
ほかのアルバムも聴いてみようと思いました。


男らしい、カッコイイ現代音楽です。
いちどお試しあれ。


しかし、これはもてない音楽だよね、うん。