プシトツキのショスタコーヴィチにたまげる

putchees2011-08-03


今回のCD


ショスタコーヴィチ:室内交響曲 ハ短調 Op. 110a
(カペラ・イストロポリターナ/プシトツキ)
SHOSTAKOVICH, D.: Chamber Symphony in C minor, Op. 110a
(Capella Istropolitana, Przytocki)
(ドイツ・K and K Verlagsanstalt)


http://ml.naxos.jp/album/KuK291

この演奏すごくない?


Naxos Music Libraryで面白いCDを見つけたので
ご紹介します。


ショスタコーヴィチ
の「室内交響曲」。
名曲、弦楽四重奏曲8番を、
(少し前に亡くなった)ルドルフ・バルシャイ
弦楽合奏用に編曲したもの。


この編曲を気に入ったショスタコーヴィチは、
自分の作品番号をつけちゃった。


ぼくは弦楽四重奏版も、
室内交響曲版もどっちも好きなんです。


室内交響曲のほうは、
マキシム・ショスタコーヴィチが振った
シャンドスに入ってるやつが好きだな。


で、このアルバム。


パヴェウ・プシトツキっていうポーランドの指揮者が
カペラ・イストロポリターナっていう
スロヴァキア(ブラチスラヴァ)の室内オケを振った録音。


プシトツキは、クラクフフィルや、
シンフォニア・ヴァルソヴィアで振ってた人らしい。


オケのほうは、Naxos
大量に吹き込んでるようだ。
(ギャラの安いオケなんだな)


で、なぜかこのアルバム、室内交響曲一曲しか
入ってない。収録時間22分。


謎のアルバムだ。


まったく期待しないで聴いてみたら、
熱演でびっくり。


冷たさの中に熱をはらんだこの曲の雰囲気が
すばらしく出ていると思う。


ちょっと録音が独特なんだけど、
それも雰囲気を高めてる。


うーん、いいな。
こういうのがあるから、NMLは面白い。
自分だけの名演を発掘する楽しみがあるよね。


みなさんもこれ、ぜひ一度お試しあれ。


ただ、ショスタコーヴィチなんて
聴いていたら、一生女の子にもてないよ!