カンブルランの「運命」にたまげる。

putchees2012-02-25


今回のCD


ベートーヴェン交響曲第5番「運命」第6番「田園」」
(南西ドイツ放送響/カンブルラン)
BEETHOVEN, L. van: Symphonies Nos. 5 and 6, "Pastoral" (Cambreling)
(Glor Classics:GC11461)

最高の、理想の「運命」


フランス人指揮者、シルヴァン・カンブルランは、
ただいま読響の常任指揮者です。


生では、まだ聴いたことがないんだ。


でも、このCDを聴いて俄然、
聴かなくちゃ!という気になりました。


ドイツSWRと吹き込んだベートーヴェン
「運命」と「田園」。


ベートーヴェンのシンフォニーの中では、
個人的にあまり聴きたいと思わない2曲。
だって有名すぎるんだもん。


でも、これはすごい。


こんなに興奮する「運命」は初めてです。


例の「ンジャジャジャジャーン」からスピード感がちがう。
音の立ち上がりが速い。


弦も管もすばらしいけど、ティンパニがすごい
なんと適切で勢いよく鳴るんだろう。


驚くべき高揚感。
なんと決然とした音楽。
これぞベートーヴェン


終楽章のアレグロではもうイッちゃいそうになる。
あーすごい、ほんとすごい。


いや、これは理想の5番ですよ。
(精神的な深みが、とかどうこう言いたい人は不満かもしれないけど)


落ち込んでいても、
これがあれば元気出るでしょう。


6番もすごい。
例の嵐の場面では、おしっこちびりそうになるよ。


いやー、まいった
SWRがすごいんだろうけど、
指揮者の力量もすごいでしょう、きっと。


ぜひ、このコンビでベートーヴェンのシンフォニーを
全集にしていただきたい。


ぼくはNMLで聴きました。
http://ml.naxos.jp/album/GC11461


エロイカ」も、もちろんよかったです。
でも、まだ1番&7番が入ってない!早くNMLに入れてください!


カンブルランは4月に東京に来るみたいだから、
こんどこそ聴かないと。


みなさんも元気出したいときは、これからはカンブルラン&SWRの
ベートーヴェンで決まりでしょう。


でも、まあ、こんな暑苦しい音楽を聴いていても、
女の子にもてるかどうかはわからないですよ。