ラヴェルの隠れた(?)名曲を聴く
今回のCD
「DUOS」
ラヴェル/マルティヌー/オネゲル/シュルホフ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
RAVEL / MARTINU / HONEGGER / SCHULHOFF: Duos for Violin and Cello
オレフ・クルイサ - Oleh Krysa (ヴァイオリン)
トルレイフ・テデーン - Torleif Thedeen (チェロ)
(スウェーデン・BIS-CD-916)
ナクソスミュージックライブラリーはこちら:http://ml.naxos.jp/album/BIS-CD-916
ラヴェルの地味な曲
ヴァイオリンとチェロのデュオって、ありそうで、なかなかない。
コダーイが作ってるのは知ってるけど、あれはつまらん。
いい曲ないですかね?
と、Twitterでつぶやいていたら、フォローしている方から、すてきなアルバムを教えてもらいました。
BISが出してる、地味なアルバム。
曲目も地味だ。
ラヴェルはともかく、マルティヌー、オネゲル、そしてシュルホフ。
この編成が、近代以降のものだということを認識する。
さて、聴いてびっくり。
ラヴェルの曲は、別の演奏で聴いていたけど、そのときはちっとも印象に残らなかった。
でも、このアルバムの演奏はすごい。すばらしい。
かっこよく、せつなく、雄々しく、繊細。
ラヴェルの隠れた名曲ではないかしらん?
(ぼくが知らなかっただけで、どうやら重要な作品のようです)
ほかの曲もすごくよかったですよ。
たったふたつの弦楽器で、多くを表現する室内楽。
さすがBIS。いい仕事するね。
ラヴェルはもてる音楽かもしれないけど、これは渋すぎるから、もてないかもしれないねぇ。
でも、いいです。ぜひいちどお試しを。
(教えてくださって感謝です)