ロドリーゴの渋いピアノ曲

putchees2012-03-31


今回のCD


ロドリーゴ:ピアノ作品集(カントス)」
RODRIGO, J.: Piano Music (Cantos)
(仏・Solstice SOCD154)


ナクソスミュージックライブラリー)
http://ml.naxos.jp/album/SOCD154


マリア・ルイサ・カントス - Maria Luisa Cantos (ピアノ)

地味なピアノ曲


ホアキン・ロドリーゴピアノ曲集を聴いてみました。


ロドリーゴといえば、「アランフェス協奏曲」だけが有名なスペインの作曲家。
でも、ほかにもいい曲をたくさん書いてます。


非音楽的な前衛主流の20世紀後半にも、音楽的でロマンチックな音楽を書き続けた人。


いってみれば時代遅れの作曲家。
でも、後世に残るのは音楽的な音楽だけでしょう。。


作品リストには、なぜかむやみと協奏曲が多いのですが、彼自身はピアニストだったようです。


で、このピアノ独奏曲集。
ロドリーゴピアノ曲なんて、きっと誰も知らないよね。でも、なかなかいいです。
でも、地味。わりと音が少なめ。


モンポウとちょっと似てるけど、ドビュッシーラヴェルふうでもある。


渋い。


ぼくは「3 Evocationes」の最初の楽章がすごく気に入りました。


あまり主張しないので、BGMにもよさそうです。
たまにはこういうクラシックもいかがでしょうか。


ただ、こんなのを聴いててもたぶんもてないけどね。