ロドリーゴの渋いピアノ曲
今回のCD
「ロドリーゴ:ピアノ作品集(カントス)」
RODRIGO, J.: Piano Music (Cantos)
(仏・Solstice SOCD154)
(ナクソスミュージックライブラリー)
http://ml.naxos.jp/album/SOCD154
マリア・ルイサ・カントス - Maria Luisa Cantos (ピアノ)
地味なピアノ曲
ホアキン・ロドリーゴのピアノ曲集を聴いてみました。
ロドリーゴといえば、「アランフェス協奏曲」だけが有名なスペインの作曲家。
でも、ほかにもいい曲をたくさん書いてます。
非音楽的な前衛主流の20世紀後半にも、音楽的でロマンチックな音楽を書き続けた人。
いってみれば時代遅れの作曲家。
でも、後世に残るのは音楽的な音楽だけでしょう。。
作品リストには、なぜかむやみと協奏曲が多いのですが、彼自身はピアニストだったようです。
で、このピアノ独奏曲集。
ロドリーゴのピアノ曲なんて、きっと誰も知らないよね。でも、なかなかいいです。
でも、地味。わりと音が少なめ。
モンポウとちょっと似てるけど、ドビュッシーやラヴェルふうでもある。
渋い。
ぼくは「3 Evocationes」の最初の楽章がすごく気に入りました。
あまり主張しないので、BGMにもよさそうです。
たまにはこういうクラシックもいかがでしょうか。
ただ、こんなのを聴いててもたぶんもてないけどね。