ヴァーグナーのさえない交響曲を聴く
今回のCD
「ワーグナー:管弦楽作品集(2つの交響曲)(スコティッシュ・ナショナル管/ヤルヴィ)」
WAGNER, R.: Orchestral Music (Two Symphonies) (Jarvi)
(英・CHANDOS CHSA5097)
(ナクソスミュージックライブラリー)
http://ml.naxos.jp/album/CHSA5097
パッとしない曲
リヒャルト・ヴァーグナーといえばオペラだ。
誇大妄想的なオペラだ。
あの音楽は圧倒的で、有無を言わさないところがあるよね。
そんなヴァーグナーが交響曲を作ってたとは知らなかった。
若いころ1曲だけ作ったらしい。
シャンドスから出てたので聴いてみました。
ネーメ・ヤルヴィがスコットランドのオケとやってる。
ところが、いつの間にか終わってた。
ぜんぜん印象に残らない。
うーん、もう一度聴いてみよう。
あれっ、また、いつの間にか終わってた。
なんともさえない音楽だな。
このアルバムには、未完の交響曲を補筆したやつも収録されている。
でも、どっちも同じような感じ。
シャンドスのぼんやりした録音のせいもあるとは思うんだけど、それにしてもパッとしない。
やっぱりヴァーグナーはオペラだね。
(別に好きじゃないけど)
一般にオペラ作曲家とみなされている人がシンフォニーを書くというのは、たとえばほかにもビゼーの例があるよね。
オペラ作曲家が面白い器楽曲を書いてるという例はけっこうあって、ぼくはそういうのを探すのが好きなんです。*1
今回はたまたま面白くないと思ったけどね。
人によっては面白いと思うかもしれないので、話の種にヴァーグナーの交響曲を聴いてみてはどうでしょう?
もちろん、こんなの聴いててもぜったいにもてないけどね。