これぞプロコフィエフ!ウェラー指揮の交響曲全集を聴く

putchees2009-09-22


今回のCD


プロコフィエフProkofiev「交響曲全集」(4CD)
(蘭、Brilliant Classics BRL9006)


演奏:ワルター・ウェラーWeller指揮
ロンドンフィルハーモニー
(録音:1974-78年)


私的ランキング:★★★★☆
もてない度:★★★★★

金属製(?)の交響曲


廉価盤の新帝王、ブリリアントクラシックがまた、
いい仕事をしてくれた。


DECCAが70年代に録音した、プロコフィエフ交響曲全集。


指揮はウィーン生まれのヴァイオリン奏者/指揮者のウェラーだ。


これ、マイナーな全集らしいけど、
聴いてビックリ。


これこれ。


これこそプロコフィエフの音。


この輝かしい音はどうよ!


まるで真鍮製の、ぴかぴかに磨き上げられた機械のようだ。
かっちょいい。


英国のオーケストラって、どこの国にも染まらない
ニュートラルな響きがするなって、ぼくは思ってるんだけど、
プロコフィエフには、それがぴったりはまる。


ひたすらクールに、ぐいぐい前進する。


うーん、しびれるぜ。


作曲家自身が「鋼鉄の交響曲と呼んだ2番なんて、
ぼくがこれまで聴いた中で最高の演奏。


3番もいいね。こんなにカッコいいと思ったのは初めて。


いわゆるクラシック好きにはすすめないけど、
カッコイイ音楽好きなら、これを聴かずに済ませられようか!


これぞもてない音楽
男ならプロコフィエフを聴け!


こんなの聴いててももてないけどね。